Sony からEマウントレンズのロードマップが公開されたとき、
ワクワクしました。
広角ズームレンズ、24mm立ち上げの高倍率ズームレンズ、
そのほか、単焦点レンズがいくつか。
とくに、24-240mm (SEL24240)には、期待してました。
ズームリングが重いというコメントを除き、写りに関しては、概ね好意的な評価で、
実際に、このレンズを店頭で触ったところ、いい感じに思えました。
24mm立ち上げの高倍率ズーム、旅行などで、とても便利な気がしました。
こうなると、通常は、「買い!」なのですが、少し躊躇いがありました。
理由は、以下のものです。
・高倍率ズームレンズにいい思い出がない。
Nikon マウントですが、Tamron の高倍率ズームレンズを、過去に2度ほど
使ったことがあるのですが、
確かに、便利ではあるのですが、解像度というんでしょうか。
写りに納得できないことが多かったんです。
高倍率ズームにそこまで期待してはいけない、というのは当然ですが、
撮影時に、どうせ綺麗じゃないんだろうな、とは思いません。
帰って、写真を見てると、あぁ〜、やっぱりな、となります。
旅行の際、荷物を減らしたいときに、高倍率ズームは便利と言われますが、
旅行だからこそ、それなりに納得できる、綺麗な写真も撮りたいわけで、
自分が下手だから綺麗に撮れなかったのなら、納得もしますが、
それが道具のせい、となると、やはり、旅自体がもったいない気がします。
・想像以上に重い。(カタログ上の重量)
実際に、店頭でa7に装着して、触っていたときは、重さを感じませんでした。
ですが、カタログ上は、780g。
旅行用に使っていた、Olympus E-M5から、Sony a7にシフトした理由は、
本体+24-70mm(もしくは換算相当)の重さが、ほぼ同じである一方で、
センサーサイズがいわゆるフルサイズになるからです。
マイクロフォーサーズであれば、高倍率ズームレンズでも軽いまま、
こちらは、24-70mm F4から約350g追加。
こういうのって、旅行とかで歩き続けていると、ボディブローみたいに来る
んですよね。
旅行の荷物を減らすより、交換レンズ等はバックパックに入れる前提で、
行動時のボディ+レンズのセット重量を減らす方が、私的には活動しやすい。
(レンズ交換の時間は、のんびりした個人旅行ですから、気にしません。)
・F値が変動するは好きではない。
旅行用となると、オートで撮ってしまうこともおおいので、F値については、
いちいち気にする必要がないのかもしれませんが、片方で、F値を気にして
撮影することも多々あります。
そのときだけ、単焦点レンズに交換するという手もありますが、便利ズームを
使っているので、気分的にはズボラになってます。そういう時って、交換すら
イヤになるような気がします。
以上の理由で、写りが多少よくとも、このレンズに、13万円ほど出す気になれない。
結局、カメラ本体+レンズでの重量が重くなるから、というのがメインの理由のような。
そうは言っても、やはり便利。
あれこれ悩みましたが、やっぱり買わない。
という結論になりました。
望遠部分はどうするんだ?という問題は残りますが、それはいずれまた。
(2015年7月18日)